理系大学生が単位を楽に取る方法【効率的&確実】

雑記
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理系大学生の単位の取り方。最近ようやく効率的な方法が見つかったので紹介します。

出来るだけ楽に、簡単に。だけれども安全に。

 

 


目次

 

この記事はこんな人向け

・理系の大学生

・真面目な性格である

・夢と希望をもって大学に入った

・しかし授業が全く面白くない。理解できない

・勉強のやる気が出ない。しかし留年はしたくない

・大学の授業が割と厳しい

・頼れる友達があまりいない

・できるだけ楽して単位を取りたいが、危険な賭けはしたくない

 

ちなみに僕は全て当てはまります。国立大学に通う意識の低い落ちこぼれです。にも関わらず、今まで落とした単位の数は(※)でした。

以前はクソ真面目に勉強してヒイヒイ言いながらテスト勉強をしていたのですが、最近は割と効率良く単位を取れるようになりました。今回はその方法を紹介したいと思います。

実践するにあたって、頭の良さは大して関係ありません。必要なのは分析能力危機管理能力のみです。

(※)大学三回生現在。単位を捨てた(事前に登録を消した)ことは一度あります。

 


理系大学生が確実かつ最小労力で単位を取る方法

1:まずは過去問の入手から

はっきり言って大学の定期テストは情報戦です。多くの情報を手にしたものが勝利します。

そんな情報の中で、特に重要なのが過去問です。過去問が有るのと無いのでは勉強効率に大きな差ができます。出来る限り手に入れましょう。

そして、意外と見落としがちなのが過去問を入手するタイミング。テスト直前になって過去問がどうとか言い出す人が多いですが、過去問は初日の授業までに入手・分析するようにしましょう。

勉強効率を考えると、予めテストに出る問題の傾向を過去問で分析しておいた方がいいです。授業で集中すべきポイント、聞き流していいポイントを把握しておくことで、授業時の集中力が格段に上がります。

過去問を早い時期に入手するのは大変かもしれませんが、それは各自工夫して頑張りましょう。

・大きいサークルに入っている知人
・グループライン
・教授の研究室のホームぺージ
・授業の名前でググる
・TA(授業を手伝う院生)

なんかから手に入る場合があります。僕の場合、運の良いことに過去問を共有するフォルダなんてものがありました。(ぼっちだったので2年くらい知らなかった)

※ちなみに、ぼっちでどうしても過去問が手に入らない! という方は以下の記事を参考にしてみてください。
記事:ぼっちが大学で留年しないための方法

 

過去問を入手したらできるだけ細かく分析しましょう。過去問を分析する場合、特に以下の点に注目することをオススメします。

問題の難易度(参考書の例題と比較)
問題の形式(記述式? 穴埋め? 証明問題は出る?)
問題の傾向(数年連続で出題されている問題はないか。参考書の問題がそのまま出ているか)

複数年の問題を入手できれば、それだけ分析の精度は向上します。『3年周期で同じ問題を使いまわしている』『参考書の例題から必ず6割出ている』など、意外な法則がみつかったりするので面白いです。

あとはそれに合わせて情報を取捨選択しながら授業を受けるだけ。サボりどころ、楽な授業も自ずと見えてきます。

 

2:授業は全部出席。レポートは全部出す

『楽に単位を取る方法』と書きましたが、僕は授業は毎回必ず出ています。レポートも全て必ず提出しています。

「楽してないじゃん!」「ノートさえ手に入れば出席は無意味」と思うかもしれませんが、楽さと確実さを両方考慮すると、これが最適だという結論に至りました。

以下に理由を示します。

【授業を全部出てレポートを全部出す理由】

理由①:救済狙い

理系の場合、出席点やレポート点はテストに比べて低い場合が多いと思います。僕の学部の場合、大抵最初の授業で「出席点は1割です」と告知されて絶望したりします。

しかし実際のところ、救済措置として出席点を多めにくれるなんて教授もいるようです。授業態度を良くしておくことで、万が一失敗したときに救済してくれる可能性が上がります。

まあ良くも悪くも教授のさじ加減ですが、だからこそ出席しておくことが重要だと思います。タダで取れる点数はありがたく貰っておきましょう。

レポートの提出も同様の理由で重要です。ただし、『ハイクオリティなレポートを提出する』必要は必ずしもないと思います。レポート点は提出するだけでもらえるものもあれば、内容によって減点されてしまうものもあります。この辺も吟味しながら完成度を調整させましょう。

 

理由②:テスト日程の把握

たまに適当な教授で、口頭だけでテストの日程を連絡する人がいます。これを聞き逃すと悲惨です。

『友人に聞く』という方法もあるかもしれませんが、僕は基本的に他人を信用できないので授業に出て確認するようにしています。

信頼できる友人がいる/いないに関わらず、情報の伝達ミスは起こり得るものです。『テストの日だけ教室が違う』『開始時間が変更になった』など、人づてでは逃しやすい情報もあります。

余計なリスクを負うくらいなら、面倒でも確実な方を選びましょう。

 

理由③:勉強習慣がつく

テスト前に猛勉強して詰め込むよりも、毎日コツコツ勉強した方が遥かに楽です。せっかく授業という形で毎日決まった時間にスケジュールが組まれているので、それを勉強のための時間として使いましょう。

早い段階で過去問を分析していれば、勉強すべきポイントも明確になっているはずです。テスト勉強の意識で授業を受けるという習慣をつけることで、テスト前の負担がぐっと減ります。

ちなみに、『授業は毎日出るべき』と主張していますが、『全ての授業をしっかり聞くべき』とは言っていません。過去問の分析ができていて、自力で勉強できる(もしくは授業がクソ)というのであれば、授業を聞かずに自習した方が良いと思います。

 

理由④:テスト問題の予想精度が上がる

詳細は後で書きます。

 

3:授業は目よりも耳を使う

理系の授業はノートを取る量がものすごく多いです。教授が高速でしゃべりながら数式を黒板に書きなぐったりします。数学の証明とかエグイです。

教授が黒板に書きなぐり、多くの学生はそれを必死に書き写している……のですが、はっきり言って僕はその行為は無駄だと思っています。

ただ、ノートに写す行為全てが無駄だと言っているのではありません。授業を理解できていないのにノートに写す行為が無駄だと言っているのです。

「ノートをとることによって理解が深まる……」なんて言う人もいますがそれは理解できている場合に限ります。意味不明な数式をいくら頑張って写したところで意味不明なままです。時間の無駄です。

なので僕の場合、「あ、こいつの言ってること意味わかんねえな……」となった時点ですぐに黒板を写すのを止めます。そしてスマホを取り出します(※)

そしてカメラ(無音アプリのやつ)で黒板を撮り、授業を聴くことに集中します。このときに重要なのが、細部にこだわるのではなく大枠を捉えるイメージで授業を聴くこと。

・そもそも今は何をしようとしているのか
・これまでの授業内容とどう繋がっているのか
・そもそも聴くに値する情報(テストに出やすい、かつ参考書に載っていない)内容なのか

大枠をざっくりとらえたら、今度は細部に注目していきます。このときもノート写しはスマホに任せましょう。それよりも、本当にメモすべきは黒板に書かれていない口頭で説明されるところです。

・式と式の間の説明(どういった公式を使ったか。どんな計算をしたか)
・「ここは重要ですね」「ここは本質とはずれるんですけど」などの小声

特に『式変形の説明が雑な部分』については、何となく理解したつもりになっているだけで、見返してみるとよく分かんない場合が多いです。そのことにテスト前になって気付き、頭を抱えるなんてことがよくあります。

また、授業が全く理解できない場合でも、重要だと判断した場合はできる限りメモをとるようにしています。意味が分からなくても『○○の公式を使っている』とか、『xをzで変換している』くらいのことはメモできるはずです。

逆に、テストとあまり関係なさそうだと判断した場合は、写真に保存するだけで敢えて授業を聴き流すようにしています。そういった場合は他の自習でもしている方が遥かに価値があるという考えからです。この『必要な情報か』『そうでないか』を判断するために、事前に過去問を分析しておくことが役に立ってくるのです。

 

 

スマホで撮った写真は、家に帰ってから必要な部分(理解できた分)だけをまとめるようにしています。

(※)ただし、中には「スマホで写真を撮る行為は著作権が~」とか、「シャッター音を不快に思う学生がいるので撮影は~」などと言って撮影を禁止してくるめんどくさい硬派な先生もいらっしゃいます。その場合は素直に従ってノートに書き写しています。

 

4:教授をよく観察する

僕は楽をするためなら手段を選ばない性格なので、『教授の性格やしぐさ』なんかもテスト問題を推測する判断材料に利用します。

サンプル数の少ない僕の勝手な分析なので、↓の内容はあまり信用しないでください。

 

観察結果①:教授がごにょごにょ話す部分はあまり重要ではない

授業を聞いていると、突然教授の説明が早口になったり、小声になったりすることがあります。話し方がごにょごにょして聞き取りづらく、自信がなさそうな感じ。

こういうとき、たぶん教授はこんなことを考えているんだと思います。

先生
ごにょごにょ……(あー、ここは授業で教えたい部分とは少しずれるんだけど、次の定理を使うためにはここを証明しとかないとなあ。でも、教えることで混乱するかもなあ)

あと、『教授がすらすら説明できなかった部分』は重要度が低い気がします。

あまり重要ではない
⇒あまり準備していない
⇒詳細を忘れた
⇒授業でうまく説明できない

だと思うので。

 

観察結果②:自称厳しい教授は実際に厳しい。自称優しい教授は優しいとは限らない。

簡単に人を信じてはいけない。

 

観察結果③:教授より准教授の方が授業が分かりにくい

授業の分かりやすさと単位の取りやすさが比例しないのが難しいところ。

 

このように、『教授側の心情を分析する視点』というのも案外役に立ったりします。

単純に『先生が厳しそうな授業ほど真面目に受ける』だけでも勉強効率は上がるのではないでしょうか。

一時期僕は『教授のTwitterを見つけて熟読し性格を分析する』までしたことがありますが、さすがにそれはやりすぎでした。

 

5:理解度よりも完成度にこだわる

全体の8割の問題を8割の完成度に仕上げる。

すべての理系の授業において、これが基本の必勝パターンだと僕は考えています。

全体の8割とは、テストに出ると想定される範囲から『これはどれだけ頑張っても無理!』と思われる2割を除外した8割、という意味。

8割の完成度とは、『この問題が出たら完璧には答えられないけど8割くらいの部分点は貰えそうな感じ』のこと。

8割の問題を8割の完成度で解く。単純計算で、それだけでも合格最低点である6割を超えます。(0.8×0.8=0.64)

つまり、全体の2割までなら理解できなくても大丈夫だし、問題を完璧に解ける必要もないということです。

もちろん分析さえきちんと出来ていれば、さらに理解が必要な範囲を7割、6割と狭めることが出来ます。

 

テスト勉強でありがちな失敗として、『分からない問題の理解に時間をかけ過ぎる』というものがあります。

特に真面目な性格の人に多いと思います。僕も以前はそうでした。完璧さ、確実さにこだわるあまり、あまり重要でない所に時間と労力をかけてしまうミス。最終的に他の部分の勉強がおろそかになり、結局勉強した問題も出ず、努力が水の泡になってしまう……

そんなことにならないためにも、完璧を求めすぎない。難しい問題は潔く捨てる。こういった意識が必要だと僕は思います。

勉強のイメージとしては一つ一つを丁寧に完成させるのではなく、全体の完成度をじわじわと上げていく感じが理想だと思います。そのためには難しいところや、優先順位が低いところは後回しにしながらテンポ良く勉強を進めていくのが良いのではないでしょうか。

効率良く勉強するために、あらかじめ完成度の最低ラインを決めておくのも有効かもしれません。

まつようじ
とりあえず5問中3問は解けないとまずい。例年3問は参考書の例題から出ているようだから、とりあえず例題だけ完璧にして他は放置するか……

 

どこまでの完成度を最低ラインに設定するか。この辺の匙加減は、失敗したときのリスクと相談しながら各自で判断する必要があります。

 

そしてもう一つ。やりがちな失敗として『理解はしていたのに問題が解けねえ』というものがあります。

これは単純に問題演習不足が原因でしょう。テストを想定した勉強。これをしなければいくら理解していても意味がありません。『計算をミスれば死ぬ』『公式をど忘れたら何もできずに死ぬ』なんてテストもあるので、意外な盲点がないか、実際に問題を解いて確認するようにしましょう。

 

6:テストは何でもいいからとりあえず書く

教授だって学生を落としたくて落とすわけではありません。何かしらを書けば、何かしらの点がもらえる可能性は高いです。

僕は大学一回生のころ、力学のテストが分からなすぎて、余白に自分が知っている物理の公式を羅列したことがあります。どれだけ効果があったのかは分かりませんが、諦めていたのになぜかギリギリで単位を取ることができました。

先ほど僕は『全体の2割は捨てても大丈夫!』と主張しましたが、捨てるにしても一言くらいで説明できるようにしておくことは、リスクマネジメントとして有効な対策だと思います。

 

まとめ

・早い段階で過去問を入手し、テスト問題の傾向を掴む

・授業はなるべく出席する。テスト勉強はコツコツと。

・授業は漠然と聴かない。テスト勉強に必要な情報を優先的に得る工夫をする。必要ないと判断した部分は聞かずに自習。

・律儀にノートに写す必要はない。スマホで十分。それよりも口頭だけでの説明をしっかりメモ。

・分からない問題を深追いしない。完璧を求めない。本番でどれだけ解けるかの完成度だけを求める。

 

テストの仕組みは大学によって違うので、あくまで参考程度にしてください。少しでもあなたの試験勉強のお役に立てば幸いです。

 

大学2年の途中まで、僕は大学の授業をバカ真面目に受けていました。つまらない授業も全部聴いて、必死にノートをとって、わからない部分も理解しようと努力して、結局分からなくて、最終的に山を張って暗記して、それでなんとか単位を取って……

なら最初から出来そうな問題、出そうな問題だけ完璧にしたら良くない?

そう思ったのをきっかけにして、最終的に今回紹介した勉強方法に至りました。

正直言って大学の授業はクソだと思います。分かりにくいしつまらない。何より、僕のような授業についていけない頭の悪い人間のことを配慮してくれていません。(もちろん良い教授もたくさんいます)

なのでそんなクソみたいな授業の単位のために、過剰に神経を使って一喜一憂する必要はないと僕は思います。生徒への配慮が足りていないのだから、こちらも大学側の都合に合わせる必要はないのです。最低限のマナーさえ守れば、授業なんて適当に受ければいいんだと思います。利用できるとこだけ利用してやる、出来そうなとこだけ頑張る、くらいの感じでいいんだと思います。

単位のために大学に服従するのではなく、自分の成長のために大学を利用してやろうと思う。そういう意識の持ち方こそが、(精神的に)楽に単位を取るためには必要なのではないでしょうか。

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