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売れるアメコミ映画のパターン【ヒーローの法則】

売れるアメコミ映画のパターン【ヒーローの法則】

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タイトルの通り、人気のあるアメコミヒーローには一定のパターンがあると思います。

誕生から引退まで。人気ヒーローに共通する生き様のパターン。ざっくりとまとめてみました。


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誕生 birth

ヒーローの誕生。まずはここに関する共通点から。

法則1: はっきりした目標

当然だけれど、多くの人気ヒーローは【なぜヒーローになるのか】という目的がはっきりしています。

世界を変えるため。悪の組織をつぶすため。はたまた純粋なヒーローへの憧れのため。

目標をはっきり定め、それに向かって努力する姿の描写。この描写が、ヒーローが持つ強さに説得力を与えてくれるのです。

俺の作った兵器を悪用させない!
腐敗したゴッサムを変える!

 

法則2: トラウマ・コンプレックスの克服

どんな人間にも弱点や欠点、トラウマやコンプレックスがあります。ヒーローも例外ではありません。

ヒーローはヒーローになることで、自分が抱える弱さを打ち消している場合が多いです。

視聴者としては悩む主人公に共感したり、
悩みを吹き飛ばす(ごまかす)ヒーローに憧れたりすることが出来ます。

冴えない学生で全然モテない!
ヒョロガリで弱っちい!
こうもり怖い!

 

 

活躍 begins

だいたいシリーズ映画1作目の山場がここに当たります。

単純な娯楽的面白さなら、たぶんここがピーク。

法則3: とにかく強い! かっこいい!

やっぱりヒーロー作品の醍醐味はこれ。

市民を救う!

敵を倒す!

賞賛される!

人間離れした超人的パワー。美しい肉体。高い身体能力。

(か、カッケー……)

ヒーローであるからには、こう思わせるくらいであって欲しい。

 

法則4: 羨ましい

ヒーローは市民の憧れ。

人気アメコミ映画は、ここがはっきり演出されている場合が多い気がします。

そして、この『羨ましさ』が演出されているシーンで、ヒーローの行動にはある重要な法則があります。

重要な法則。それは、利己的な欲求とヒーローとしての欲求が一致しているということです。

これは大事。

利己的な欲求: 周りから賞賛されたい。モテたい。強くなりたい。

ヒーローとしての欲求: 困っている人を助けたい。アツい正義感。

 

自分のためにやてることがヒーローとして評価され、ヒーローとして頑張ってることがプライベートを充実させる。

要はこの、やりたいことやってるだけなのに社会から評価されている感が観客に与える羨ましさの大きな要因になっているのです。

1作目の『アイアンマン』なんてまさしくそんな感じ。

そしてこの羨ましさが、次のシリアス展開への伏線になったりもするのです……

 

 

 

挫折 dark night

シリーズ2作目で多いのがこの展開。

ここを上手く描けるかどうかで、作品の持つ深みがかなり変わってきます。

一番の重要パート。そして一番の賛否の分かれ目。

法則5: 成功ぶち壊し

やりたいことやって成功し、市民からも認められたヒーロー。

そんなヒーローに与えられる次の試練は何か。

売れるアメコミ映画での試練は大体決まっています。

それは、成功のぶち壊しです。

典型的なのは、ここでもやはりアイアンマン。

アイアンマンに与えられる試練は、大体すべて成功のぶち壊しです。

武器の開発者として成功!

実はテロ組織に悪用されてました……

アイアンマンとして活躍!

実は国際問題になってました……

アベンジャーズ結成して活躍!

実は市民死んでました……

 

法則6: 存在そのものの否定

法則5の成功のぶち壊し。これが悪化すると、存在そのものの否定に発展します。

(あれ? ヒーローって必要なくね?)

(俺ってなんでヒーローやってるんだろう……)

市民から否定され、モチベーションを失い、存在価値を見失い……

ヒーローからすればどん底です。

ただ、視聴者からすればここでの葛藤で盛り上がったりします。

『ダークナイト』『シビルウォ―』

 

 

復活  rising

2作目の終盤、もしくは3作目あたり。

ファンサービス的要素が強くなるので、作品性にこだわる評論家の受けはイマイチになりがち。

法則7: 原点回帰

挫折してボロボロになったヒーロー。

しかし、ボロボロになったからこそ見えてくることがあります。

それは自分の本質。ヒーローになるに至った原点です。

多くのヒーローは挫折してから、自分の原点を振り返ります。そして何度も自分に問いかけます。

どうして俺はヒーローをしているのか。

序盤でヒーロー誕生までの道のりをしっかり描いているほど、ここの展開はアツく盛り上がります。

『アイアンマン3』『ダークナイトライジング』

 

法則8: 自己犠牲

利己的な欲求 = ヒーローとしての欲求

だったのが、

利己的な欲求 ≠ ヒーローとしての欲求

となったヒーロー。

広がる理想と現実のギャップ。

そしてこのギャップを、最終的にヒーローはどうやって解消するか……

自己犠牲です。

周りの評価を気にせず、非難されることを恐れず、利己的な欲求は捨て、ただ自分の抱くヒーローとしての理想のために突き進むのです。

その先にどんな結果が待っていようとも……。

 

この自己犠牲の姿勢が最終的に周りからの評価に繋がったり、(ハッピーエンド)

逆に理解されないまま死んじゃったり、(バットエンド)

死んでから理解されたりするのですが。


まとめ

売れるヒーローの法則。それは……

 

はっきりした行動原理

序盤での華々しい活躍

中盤での挫折 存在の否定

終盤での原点回帰 そして復活

 

だと思います。

 

 

そしてヒーローの戦いは続く……

復活のその先。これは作品によって様々です。

・活躍を続ける

・引退する

・また挫折する

・挫折して闇堕ちする

・死ぬ

などなど色々選択肢があり、ここには法則性やパターンを見つけられませんでした。

ただ作品を継続させるとなると、成功→挫折→成功 のループを続けるくらいしか方法が思いつきません。

シリーズ化して長く続いているアベンジャーズ。中でもアイアンマンやキャプテンアメリカは、ヒーローとしてのこれ以上の掘り下げは難しいような気がします。

そろそろ引退や世代交代、はたまた死亡なんてこともあり得るんじゃないでしょうか。

それとも、僕の想像を超えるような新しい展開を用意してくれるのでしょうか。


画像©2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

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