ギャラルホルンやマクギリスの協力を得て、着々とのし上がっていく鉄華団。
しかし2期の序盤を見た限り、ところどころで組織の運営に問題がありそうな雰囲気でした。
鉄華団ってブラックじゃね?
新団員ハッシュ君の視点から見た、鉄華団の問題点の考察。
29話感想
順調過ぎて怖い。
テイワズとギャラルホルン。この2つの協力はかなり大きい。
採掘権も手に入って、オルガの抱く理想にぐっと近づいた感じ。
今後起こりそうな問題としては、
・鉄華団をよく思わないテイワズの傘下組織の妨害
・ギャラルホルンのマクギリス以外の部隊による妨害
・ハッシュ達新入りの反乱
等でしょうか。
あと29話で気になったのは
・新しく見つかったガンダムフレーム
・「別に期待してないけど」 三日月の毒舌が冴えてた
・クーデリアがしっかりし過ぎて物足りない
・オルガがヤクザにしか見えない(実際ヤクザ)
といったところ。
鉄華団はベンチャー企業
『ゴンタのお気に入りライフ。』
気になる記事があったので勝手に紹介。
どうやら鉄華団はベンチャー企業で、『鉄血のオルフェンズ1期』は、ベンチャー企業が大企業や投資ファンドとごたごたやっていく物語みたいです。
とするとオルフェンズ2期は、成長したベンチャー企業のその後を描く物語でしょうか。
ここがブラックだよ鉄華団
たぶん新入りの視点で見た鉄華団はこんな感じ。
厳しい労働環境
仕方ないと言えば仕方ないけど、鉄華団の労働環境はかなり悪い。
基本は肉体労働。1日中働かされることもあるし、戦闘ではもちろん死人も出る。
クッキーとクラッカーが学校に通っているところを見ると、一応労災への配慮はされている様子。
しかし、身寄りのない若者には特に意味がない。
やたら意識が高い
「博打に頼らなくていい世界を、俺たちで作っていくんだよ」
「いつかは真っ当な商売だけでやっていくんだ」
副団長や団長のアツいセリフ。
1話から見てきてた視聴者や、鉄華団の旧メンバーが聴けば心に響く。
しかし新メンバーがどう感じるかは不明。
明らかにある理想と現実のギャップ。
(理想ばっか語りやがって。結局俺ら、殺し合いしかしてねえじゃねえか……)
(何が博打に頼らないだよ。危ない戦略しかしてねえじゃねえか……)
(何だよあの前髪……)
心の中ではこう思っている新メンバーは必ずいるはず。
出世が難しい
厳しい労働環境では、何をモチベーションに頑張るかということが大切になってくる。
モチベーションの一つで、重要なのがやはり出世できるかどうかだろう。
しかし、鉄華団で新入りが出世することはかなり難しい。
なぜなら
・幹部クラスはほぼ全員阿頼耶識システムを持っている。
・新入りは阿頼耶識の手術が受けられない。
・下っ端はよく死ぬのに上司は全然死なない。
・上司が若手ばかりなので中々退職してくれない。
なんかがあるから。
新入りは10歳未満の上司に命令されながら、下っ端として過酷な環境を働かないといけない。
……イラつくハッシュの気持ちがよく分かる。
やめてもいいんやで
『鉄華団は辞めるも辞めないも自由だ』
アキヒロの成長が感じられるこのシーン。
厳しいながらも愛のある言葉なんだけれど、新入りからすればかなりキツイ。
そもそも新入りからすれば、鉄華団で働く他に生きていく手段がないわけで、
それなのに「自分の道は自分で決めろ」と言われても、
「文句があるなら鉄華団辞めて野垂れ死ねば?」
くらいにしか聞こえない気がする……。
上司の暴力
彼女の前でいいとこ見せようと暴力を振るってくる上司。
「なんかごめんな」
こちらの気持ちを理解せず適当に謝り、男としての余裕を見せつけてくる上司。
普段はろくに働かない上司。
そのくせ、ピンチのときだけチート能力使って大活躍する上司。
(すべてハッシュ視点)
新入りのこれから
オルフェンズ2期を見ていて思うのは、新メンバーと旧メンバーの温度差が凄いということ。
新しく入ったハッシュたちには、オルガ達の抱く思いが全然届かず、むしろイライラを募らせているように感じます。
上司にイライラする下っ端。
ここで思い浮かぶのは、鉄血のオルフェンズの1期1話です。
どうも現在のハッシュの姿は、1話の時点でのオルガの姿と重なるような気がします。
オルガの目の前にCGSの大人が壁として立ちはだかっていたように、
今のハッシュの目の前には、鉄華団のミカ達が壁として存在するのではないでしょうか。
とすれば、今後考えられるのはハッシュによる鉄華団乗っ取り展開?
新入社員の反逆に、ブラックベンチャー鉄華団はどのような対応を見せるのか。
今後の展開も注目です。
©創通・サンライズ・MBS
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