久しぶりのアメコミ映画記事。
出来るだけネタバレなしで書いていきます。
観た映画:字幕2D(平日ということもあって客は少な目)
事前知識:なし(ドクターストレンジって誰?)
アベンジャーズシリーズの映画は全部観ている状態。
映画を観た率直な感想。
想定内だったけど想定していた最高レベルで面白かった。
感想
1.とにかく映像表現が面白い
映画を見終えて、僕は少しだけ後悔した。
もっと大きなスクリーンで観ればよかった!
IMAX3Dで観ればよかった!
とにかくこの映画、一番の魅力は独特な映像表現にあると思う。
特に必見なのは戦闘シーンとドクター・ストレンジが高次元世界(?)に飛ばされるシーン。
壁がぐわーーーーッとなったり
背景がグルングルンビュワーーンとなったり
手から手がにょきにょきにょきにょきとなったりする
(たぶん伝わってない)
これはシナリオ関係なく誰でも興奮すると思う。
2.主人公は有能エリート系
主人公は天才医師のスティーブン・ストレンジ。
天才肌で少し傲慢。アベンジャーズでいえばトニースタークにかなり近い。
本作では終始、この主人公が自発的に物語を動かしていた感じがした。
積極的に師匠に教えを請い、必死に勉強してどんどん魔法を身に着け、戦闘にもアグレッシブに参加していく。
作品を通していい感じの成長もあり。
独特なキャラクターで、見ていてなかなか清々しい感じの主人公だった。
3.科学と魔法の絶妙なコラボ
ビジュアル的に魔法ばっかり使うのかと思いきやそうではなく、天才医師設定が最後まで物語に生かされているのが良かった。
ファンタジーっぽい世界観でのやりとりがあると思いきや、次の場面では急に現代の街並みに変わったり、
真面目な感じで魔法の説明があったかと思いきや、急に現実感たっぷりのギャグを入れてきたり……
この面白さの感じは『マイティ・ソー』の感じにかなり近い。
日本でよくある異世界転生ものよりも、もう一段階上のレベルにある感じがした。
4.なんでみんな帰っちゃうの?
まだ映画を観ていない人に注意点が一つ。
『最後の最後におまけ映像が流れる』
「最後までお楽しみください」の注意が最初にあったのに途中で帰ってしまう人が結構いた。
本編→ED→おまけ映像→エンドロール→おまけ映像
と、おまけが二回流れることを予想できなかった人が帰ってしまった感じだった。
もったいない。
ここからちょいネタバレ
5.ストーリーについて
想定内の感じ。
最初にこう書いたけれど、想定内と感じた原因はやはりストーリー。
良く言えば王道。悪く言えばテンプレ的。
シリーズものの一作目として、そしてアベンジャーズシリーズの内の一作として、やはりストーリーとしては無難な結末に帰着せざるを得ないのかなあと感じた。
ただ、この無難な感じはいい意味としても捉えることが出来る。
それは、ストーリーの安定感。
MARVEL映画を観ていていつも思うのだけど、毎回毎回、ストーリーにもやもやするポイントがほぼないのが凄い。
今作で言えば、魔法がテーマになっていて、個人的には「魔法設定を生かしてご都合主義的に問題を解決するのは嫌だなー」と勝手に心配していたのだけれど全くそんなことはなく、一つ一つの展開に納得のいく伏線や設定が事前に用意されていたのが良かった。
もちろん、細かいことを言えば
その空間をぐちゃぐちゃにする魔法よく使ってるけど意味あんのかよ
とか、
〇〇に〇〇の魔法通用しちゃうのかよ
とか思わないこともなかったけれど(ここら辺は面白さとして機能していたから許せる)
6.魔法について
空間や時間を操れちゃうドクター・ストレンジ。
能力チート過ぎ
ぶっ飛んだ戦闘を観ながら、おいおいキャプテンアメリカとかこれに対抗出来るのかよ……なんて考えてしまった。
具体的には語られなかったが、どうやら時間を操る系の魔法には何らかの代償があるらしい。
ドクター・ストレンジも封印宣言をしていたし、そこら辺で絶妙にパワーバランスを調節してくるのだろう。
ドクター・ストレンジの魔法が、アベンジャーズの中でどう活躍していくのか。
今からとても楽しみ。
まとめ
ドクター・ストレンジ面白かったです。
ヒーローの誕生と活躍を描くパターン化されたストーリーながらも、その中で本作独自の個性と魅力が存分に感じられたのでさすがMARVEL作品だなあと感じました。
MARVEL映画好きなら必ず楽しめる作品だと思います。
画像引用:© 2017 Marvel
コメント