『バレーの球語』って漫画が面白い【マンガワンおすすめ】

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漫画アプリ『マンガワン』で連載されている熱血バレー漫画の紹介。

定職に就かないダメ男がJKバレーのコーチに!?


©画像引用:マンガワン『バレーの球語』/僕男

 

漫画アプリ『マンガワン』で隔週日曜更新中の作品、『バレーの球語(バレーのたまご)』

2017年に連載が始まったばかりの作品ですが、早くも僕がマンガワンで一番楽しみにしている作品です。

その感想とおすすめポイント。

 

まずはあらすじ

主人公・春男は定職に就かず、なけなしのカネをパチンコですってしまう日々を送っていた――

そんなある日、春男は高校のバレー部コーチをやってみないかと誘われる。
自分がかつて打ちこんだ競技・バレーボールへの情熱が再び燃え上がる春男。
しかし肝心の部員たちは、一癖も二癖もあるJKたちだった……!

裏サンデー

一見、よくあるラノベみたいなあらすじですが……?

 

個人的ハマりポイント

①主人公の生々しいダメ人間さ


主人公、冴島春男。25歳、フリーター、金欠、女性経験なし、ギャンブル好き……

ダメ人間設定を言葉で重ねるだけなら簡単ですが、本作ではこれが妙に生々しく伝わってきます。

そもそも生々しいと感じるのは自分がダメ人間だからなのだけれど、ダメ人間特有の暗さというか重さというか、ダメ人間だけに見える世界みたいなものが漫画の中でリアルに表現されています。

 

②葛藤

個人的にスポーツ漫画に求める要素。

泥臭さ

アツさ

葛藤

いきなり序盤から全部つめこんできたなあという印象です。

典型的ダメ人間の春男ですが、根の部分ではバレーに対する熱い心が感じられます。

しかしネックになるのは高校時代の挫折経験。高校時代、大事な場面でのある失敗から、バレーへの想い、そして人生に対するやる気まで失ってしまった様子。

そんな春男がモヤモヤと抱えているこのままじゃダメだ感、そしてあの頃の自分を取り戻したい感がひしひしと伝わってくるのがとても良い。

そして、春男に対して過去の自分と向き合わせるかのように訪れる様々なイベント。

主人公春男が自分の過去とどう向き合うかが物語の一つの大きなテーマになってくるのでしょう。

 

③グッとくる絵

絵に関する知識は皆無なので偉そうなことは言えないけれど、正直この作者さんの技術は、他のプロの方と比較するとそこまで上手い方ではないのだと思います。(この作品が初めての漫画らしい)

 

ただ、

3話前編ラストのあの表情とか、
3話後編での春男のあのシーンとか、
5話回想シーンでのあの気迫とか

ところどころのコマが凄くグッとくる

全体的に漫画として読みやすいし、粗さの中に熱と勢いを感じます。

 

④効果音

ボールの音とか
動作の音とか
よくわかんない効果音とか。

細かい所に面白い特徴があるので注目して欲しい。

渋い字体と合わさってすごく印象に残ります。

 

④個性的JK

ここまで登場人物は春男しか触れてませんが、もちろん女子高生のバレー部部員にも注目したいところ。

最初いきなり大量に登場して「誰?」となりましたが、読んでいくうちに徐々に部員の識別ができるようになってきました。今後部員たちの『グッとくるシーン』が増えることで各部員の魅力も増してくることだと思います。

 

まだありませんが、後は某テニス漫画のような『必殺技』を期待したりしなかったり……

(泥臭さが好きだから、現実で出来るか出来ないかくらいのギリギリのラインがいいかなあ)

 

まとめ

繰り返しになりますが『バレーの球語』おすすめです。

マンガワンで普通に全話読むことができます。

アプリをダウンロードしなくても、裏サンデーの方で1話と最新話を公開中です。

 

5話からいよいよ練習試合が始まりましたが、今後どう展開が動くのでしょうか。

そして春男が女子高生たちと今後どう絡むのか。

 

これからも注目していきたいです。

 

【追記】一巻が発売になりました!

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