前回、受験生の息抜きにはアニメがおすすめだと主張しましたが、今回はもっと具体的な話。どんなアニメがオススメかについて書いていきたいと思います。
※今回は浪人生にターゲットを絞ります。
※これから紹介するのは息抜き用アニメです。当然、全力で勉強した後で観るべし。
前回記事:受験勉強中の息抜きにはアニメがおすすめ?
TOP3選考にあたって
息抜きにアニメが適しているとはいっても、正直それは観るアニメの内容によります。
あまりに続きが気になるような作品だと、麻薬のように視聴を止められなくなる恐れがあります。
また、ストーリーが難解で頭を使い過ぎるようなアニメだと、息抜きとしての効果は半減してしまうかもしれません。
かといって、大して面白くもないアニメをわざわざ観たくもないですよね。
こうしたいろいろなことを踏まえつつ、TOP3の選考は以下の3つの基準を元に行いました。
- 30分間で、浪人生の疲れた精神にどれだけの癒しを与えてくれるか。
- 作品としての完成度の高さ。(止まらなくなるような中毒性はNG)
- 主人公への共感のしやすさ
割と真面目に考えてます。(たぶん)
それではランキングの発表です。
第3位 日常
失ってから気付く、輝いていた高校時代の日常
妄想がふくらみがちな夢見る女子高生「ゆっこ」の周りにはロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。時定高校を中心に、シャケが飛んできたりこけしが飛んできたりと町中に広がるちょっと不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まります。
おすすめポイント
- 個性的なキャラ、独特な雰囲気から生み出されるテンポの良い笑い
アニメ「日常」はシュールギャグアニメです。タイトルが「日常」といっても内容は過剰演出による「非日常」の連続で、常に予想の斜め上(下?)をいく飽きない話づくりになっています。
- 完全な一話完結。少しずつ観るには最適
一話ごとのきりがとてもいいです。複数の短い話で一話が構成されているので、Aパートだけを観て勉強を再開する、なんてことも可能っちゃ可能ですよ。
- 楽しそうな高校生活。そして不意打ちでやって来るノスタルジーによる感動
ギャグアニメだと思って油断していてはいけません。ぐっとくるシーンはふいにやって来ます。日常生活の中の非日常で笑わせてきたり、非日常描写の中の日常的要素で感動させてきたりします。ここら辺は、さすが京アニといったところ。
第2位 四畳半神話大系
主人公は大学生活をやり直す。浪人生が受験をやり直すように
大学三回生の「私」は、薔薇色のキャンパスライフを夢見ながらも無意義な2年間を過ごしてきた。入学した時に数あるサークルの中からテニスサークルを選ぶが、会話も出来ずに居場所を失くしていく。そこで同じ様な境遇の小津と出会い、サークル内外で人の恋路を邪魔をする「黒いキューピット」の悪名を轟かせることに。小津と出会わなければ黒髪の乙女と薔薇色の人生を送っていたに違いない! もしあの時違うサークルを選んでいたならば……。
おすすめポイント
- ひねくれた冴えない主人公にとてつもなく感情移入できる
このアニメ、主人公がひたすらぐちぐち話します(主に独白で)。主人公による語彙豊かでテンポのいいセリフがとても耳に心地いいいです。そして彼のどこか歪んだ思考回路に、ねくらオタクのあなたなら共感せずにはいられないことでしょう。
- 基本的に一話完結。しかし巧みな伏線によって全ての話が繋がってもいる
この作品はループものです。一話が終わるごとに主人公が過ごした時間はリセットされ、次の話では再び大学入学のシーンから始まります。毎回主人公が入ろうとするサークルが違っていて、それによって前回とは微妙に異なる展開になるという設定が面白いです。
- 大学生の生活感溢れる描写が盛りだくさん。キャンパスライフの妄想が捗る
作品の舞台は京都市で、京大生の主人公は四畳半の薄汚れた部屋で暮らしています。いかにも大学生っぽい生活感がぷんぷんです。このアニメを観ながら、受験に合格した後の大学生活を思い浮かべてみてはいかがでしょうか。
第1位 NHKにようこそ!
あなたの浪人もNHKによる陰謀
N・H・Kにようこそ! ネガティブパック<オリジナル無修正版> 第1巻 [DVD]
大学を中退して4年目の佐藤達広は、ひきこもりとなっていた。佐藤は、自分が大学を辞め、無職でひきこもりであることなど全てが、謎の巨大組織の陰謀であると妄想する。その組織の名はNHK(日本ひきこもり協会)。そんな折、中原岬と名乗る謎の美少女が佐藤の前に現れる。佐藤をひきこもりから脱却させるべく、岬は「プロジェクト」の遂行を宣言。その「プロジェクト」の目的が不明のまま、岬による佐藤のカウンセリングが始まる。
おすすめポイント
- 続々登場するいろいろな種類のダメ人間。親近感を感じる
この作品は浪人中に自分が観た作品の中でも特に印象に残っています。全体を通して暗くて地味な印象でしたが、それが妙なリアリティをもって自分の心に深く突き刺さってきました。主人公達がもがき苦しむ様子が、浪人中の自分の状況と重なるんですよね。
- シリアス展開多め。しかし最後には自分も頑張ろうという気持ちにさせてくれる
「苦しい時に鬱アニメなんて観てられるかよ!」 と思う人もいるかもしれませんが、この作品は苦しい時にこそ観てほしい作品なんです。というのも、この作品には全体を通して、ある前向きなメッセージが込められているからです。
そのメッセージが何なのかは、実際に観てからのお楽しみということにしておきます。
- 岬ちゃんかわいい
そして主人公に救いの手を差し伸べる謎のヒロイン、岬ちゃんの存在感がかなりいい。外見を着飾らない素朴な可愛らしさと、行動の動機が読めないミステリアスな感じとのバランスが絶妙です。「俺のところにも岬ちゃんが来ないかなあ」と、このアニメを観た人なら必ず一度は思うはず。
観たいアニメはありましたか?
全力で勉強をして良いアニメを観て、充実した浪人生活を送ってください
あと、最後にこんなことを言うのもなんですが、
浪人中のネットの使用は極力控えましょう!
なんかすみません、読んで頂いてありがとうございました
浪人生へのアドバイスはこちら
浪人が確定した人間へ。重要な7つの心構えとアドバイス
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