あんまり話の進展がなかった7話。敢えていうならライバルグループが登場しましたが、いまいち魅力を感じませんでした。
そもそもスクールアイドルでいう『強さ』って何なのでしょうか。
7話 『TOKYO』 感想
みんな可愛かった。(終わり)
あまり今回は印象に残るシーンがなかったような気がします。
ひたすらメンバーがわちゃわちゃしていた。とにかくそんな感じでした。
まあ、みんな楽しそうなのでそれはそれでいいのかもしれませんが、あまりにも行動がアホ過ぎないかなあと感じました。
よくわからない田舎感出し過ぎです。いつの時代の人だよ。
(沼津の人は怒っていい)
あとヨハネ、土足で机の上立っちゃダメ。
(旅館の人は怒っていい)
記号的な可愛さだけでなく、個人的にはもっと登場人物の掘り下げが見たいです。
とりあえずそこは次回に期待。
(良い助け合い。でも、立ち直るの早くない?)
考察 スクールアイドルとしての強さとは何か
今回そんなに考察のネタが思いつかなかったので、次回書こうと思っていたことを書きます。
次回、8話のタイトルは「くやしくないの?」
↑これから察するに、Aqoursは今回登場したグループ、聖闘士セイントスノーに実力の差を見せつけられるのでしょう。
しかし、ここで疑問が生じます。
スクールアイドルにおける実力って何?
どう考えてもAqoursの方がアイドルとして上でしょ
スクールアイドルとしての強さ
では、スクールアイドルとしての強さとは何でしょうか。
それは単純に、どれだけ多くのファンの声援を得られるかだと思います。
ラブライブの順位は、ファンによる投票数によって順位が決まります。
すなわち
ファンの多さ=スクールアイドルとしての強さ
なのです。
歌の上手さ≠スクールアイドルとしての強さ
きれい……
セイントスノーの歌声に圧倒されていた千歌。
アイドルにおいて歌はとても重要な要素です。
しかしスクールアイドルにおいて、歌の上手さってそこまで重要でしょうか。ファンはアイドルに、歌の上手さを求めているのでしょうか。
ダンスの上手さ≠スクールアイドルとしての強さ
どや顔で身体能力の高さを見せつけていたセイントスノーの人。
しかし身体能力の高さって、=アイドルとしての魅力なのでしょうか。
ファンはアイドルに、身体能力の高さを求めているのでしょうか。
……僕は違うと思います。
ファンがスクールアイドルに求めるもの
みなさんがスクールアイドルに魅力を感じる部分はなんでしょう。
いろいろあると思いますが、個人的には夢に向かって頑張る姿だと思います。
Aqoursで言えば、輝きたいという強い想い。
お客さんを喜ばせたいという想いが、ファンの人を惹きつけるのだと思います。
なので言ってしまうと、歌やダンスの能力の高さはそこまで関係ないのではないかと思います。
上手い歌が聴きたければ歌手の歌を聴けばいいし、上手いダンスが見たければ、アイドルじゃなくてもプロのダンサーがいくらでもいます。
ファンがスクールアイドルに求めるもの。
それは歌やダンスの上手さではなく、上手くなろうと努力する姿勢だと思います。
A-RISEはなぜμ’sに負けたのか
思い出してほしいのが、μ’sが優勝したラブライブの大会です。
大会前、A-RISEはμ’s以上に圧倒的な実力を誇っていました(設定では)。
しかし、A-RISEはμ’sに敗北。予選敗退してしまいます。
A-RISEがμ’sに負けた原因として考えられること。それは、上手すぎたことだと思います。
前回大会で優勝したA-RISE。
歌やダンスの上手さは圧倒的。
自信満々で欠点を見せない。
↑アイドルに憧れを抱く人なら、こんなA-RISEに投票するかもしれません。
しかし、一般的なスクールアイドルファンとしては、逆に投票する気にはなりにくいでしょう。
ラブライブと甲子園との違い
努力による結果ではなく、努力する姿勢が求められる。
この部分が、甲子園のようなスポーツの試合とラブライブとの違いだと思います。
強いチームが勝つ。
上手いチームが勝つ。
番狂わせはありますが、やはり甲子園では順当に強豪が勝ち進みます。
しかし、もしラブライブが現実世界で開催されれば、そうはいかないと思います。
強豪であるがゆえの予選敗退
完璧すぎるがゆえの魅力の減少
ルックスや露出度での順位変動
↑このような、完成度と結果が比例しないような事態が多く生じるのではないでしょうか。
スクールアイドルが目指すものと、ファンが求めるものの違い
ファンはスクールアイドルに努力する姿勢を求める。
先ほどそのようなことを書きました。
しかし、当のアイドルたちはと言うと、別に努力する姿勢を見せるために努力しているわけではありません。
(少しややこしい)
彼女たちは努力する姿ではなく、あくまで努力した結果を見せようとしています。
努力する姿を求めるファンと、
努力による成果を求めるアイドル。
このファンとアイドルの間に生じているズレが、個人的には残酷だなあと感じます。
夢に向かって頑張るスクールアイドル。その姿に惹かれ、次第にファンが増えていきます。
↓
めきめきと力をつけ、次第にステージにも慣れていくスクールアイドル。
しかしファンからしてみれば、それは応援する余地が少なくなることを意味します。
↓
一流になったスクールアイドル。
しかしファンは、別に女子高生に完璧さなんて求めていません。
↓
次第に人気を失うスクールアイドル。
そして年齢の限界が刻々と近づく……。
上に極端な例を挙げましたが、それでも十分起こりうることだと思います。
そう考えると、μ’sが人気の絶頂で解散したのも納得できるのではないでしょうか。
終盤の穂乃果のセリフなんかを思い返すと、無意識的にそういったことを考えていたんじゃないかなあとも思ったりもします。
普通でも輝きたい! ←いや、普通だからこそ輝ける
自らを凡人だと自称する千歌。
そんな彼女が輝く場所として、スクールアイドルを選んだのは大正解だと思います。
どや顔宙返りのセイントスノーなんかより、凡人集団のAqoursの方が断然いいです。
7話ではわちゃわちゃしていましたが、それは次回から本気で頑張るための前フリなのでしょう。
そう期待したい!
とにかく必死で頑張るAqoursが見たい!
画像引用:©2016 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
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