戦闘シーンはなかったですが、各キャラのいろいろな表情が見られて大満足でした。
主要キャラ全員の好感度がここまで高いのも珍しい。
7話『天に願う』 あらすじ
顕金駅を出てから初めて、甲鉄城は人の暮らす駅――倭文駅に着いた。生駒たちは買い出しに出かけ、久しぶりの平安を味わう。一方、菖蒲は倭文駅に食料を分けてくれるよう交渉する。しかし、どの駅も食料は貴重で……。
感想
菖蒲さま × 来栖
わざわざ言うまでもないですが、まんじゅうを頬張る菖蒲さまが可愛かった。
来栖が頬を赤らめるのも無理はありません。
1話では冷静沈着な堅物、といったイメージが強かった来栖ですが、今ではただの真面目で不器用な童貞のイメージしかありません。(個人的に好きな性格)
二人の関係性の進展に期待したいところですが、来栖のポジション上、菖蒲さまをかばって格好良く死んでしまう姿が容易に想像出来てしまいます。
なんだか不安。
生駒 × 無名
話が進むごとに、二人の距離はじわじわと縮まっている様子。それも恋愛関係でも友人関係でもなく、兄妹関係といった方が近そうです。
無名が自分の弱みや不安を打ち明けるようになったのは良い傾向でしょう。そして、それをどっしりとした態度で受け止める生駒。頼りになるなあ。
逞生(おでぶ)
『生き残れますように』
と短冊に願いをこめた逞生。死亡フラグが立っていないことを祈りましょう。
逞生だけでなく、それぞれのキャラクターが短冊に願いを書いていましたが、そのシーンが物語における一筋の希望にも見えたし、反対に鬱展開への丁寧な前フリにも見えました。
今回のような束の間の日常シーンは、シリアスなアニメの大きな醍醐味の一つだと思います。
今ある日常が、明らかに永遠には続かないような切ない感じ。それを各キャラクターも理解しているので、今を最大限全力で楽しもうと一生懸命な感じ。
この感じがたまらなく好きです。
たぶん、今後この作品が鬱展開を迎えるたびに、僕はこの第7話を繰り返し見返すと思います(笑)
兄さま(美馬)
ラストで登場したやたらイケメンな兄さま。
特殊部隊(調査兵団)のリーダー的ポジションで、無名や民間人からの信頼も厚いみたい。しかし、生駒だけは不信感を抱きそうな様子でした。
……やはり来ましたかこの展開!
↑の記事でも書きましたが、僕は『鋼鉄城のカバネリ』という物語は、
『無名が【兄さま】というクズな兄から自立し、【生駒】という新しい兄を見つけるまでの物語』
になるだろうと考えています。
兄さまの顔が意外と優しそうだった(胡散臭いけど)のが気になりますが、これから生駒vs美馬による真の兄さま決定戦が始まるのだと思います。
さらに美馬に隠された本性の種類によって、今後の展開は2つのパターンが考えられます。
1.美馬が完全にクズで黒幕な場合
↓
生駒VS美馬の完全対立!
二人のどちら側につくのか。無名の決断が求められる的な展開。
2.美馬が完全な悪ではないが、目的のためには手段を選ばない鬼畜な場合
↓
生駒と美馬は、一応は協力する。
後に、考え方の違いで対立。正義と正義のぶつかり合いに?
(アイアンマンvsキャプテンアメリカ的な展開)
どちらの展開でも面白そう。
もしも本当にそんな展開になるのなら、もちろん僕は生駒を応援します。
あくまでただの予想ですが……
次回記事:甲鉄城のカバネリ 【8話感想】 イケメンを信用してはならない
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画像:©カバネリ製作委員会
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