甲鉄城のカバネリ 【6話感想】 いつでもブレない生駒

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巨大黒けぶり!
瓦礫に閉じ込められた!
挟まって動けない無名!
大量にカバネ来た!

……それでも絶対にひるまない生駒、さすがです。


6話『集う光』 あらすじ

甲鉄城は巨大なカバネの塊――黒けぶりを前に立ち往生していた。
一方、生駒と無名は廃駅の底に落ちていた。周囲はカバネ、無名はガレキの下敷き、援護は望めないという絶望的な状況で、それでもなお生駒は前を向いた。

『甲鉄城のカバネリ』 公式サイトより

 

感想

瓦礫の中で二人きり

生駒と無名、瓦礫の中で二人きり……これは何か起こるにちがいない! そんな感じの予想を前回の記事で書いた気がしましたが、そこまで大したことはなかったです。

ただ、大したことなかったとは言っても、無名の考え方に少し良い変化が現れた様子。

自分の弱さを自覚し、死も覚悟したけどなんやかんやで助かった無名。

『強い奴が生き残り、弱い奴が死ぬ』

そう自分に言い聞かせて焦っていた無名にとって、

『弱くても抗い続ける』

姿勢を見せた生駒の影響は大きかったのではないでしょうか。

今後、まるで生駒が兄で、無名が妹であるかのような信頼関係が芽生えてくると考えているのですが、実際のところはどうなるのでしょう。

これから無名がどういった変化を見せていくのか、注目です。

 

戦闘までのくだりに少し違和感

この作品に対しては割りと好意見ばかり書いている僕ですが、今回は少し文句も言います。

今回黒けぶりが暴れる様子をテレビで観ていて僕は少しだけ違和感を持ちました。

あれ、黒けぶり倒す必要べつになくない?

前回とつぜん現れ、絶対絶命のピンチを演出した黒けぶり。なんとか逃れて一時避難し、さあこれからどうする! となったわけですが……。

気が付けば時間が経過した場面に移り、無名が救出されるシーンに。

列車はのんきにのろのろ走り、無名たちは案外のんびり会話をしています。

おい、黒けぶりどうしたんだよ

瓦礫の撤去作業とか、大砲の準備とかしている時間があるのなら、さっさと生駒と無名だけ救出して全速力で逃げ出せばよかったんじゃないでしょうか。

今回、黒けぶりの行動が都合良過ぎたような気がします。

突然姿が見えなくなったり、鋼鉄城を追いかけたかと思えば急にカバネの方に向かったり。

わざわざ頑張って倒さなくても、無視して通過出来たような気がしました。

 

……でもまあ、こんな細かいところにツッコミを入れるのはナンセンスなのでしょう。

大事なのは、
・仲間が生駒たちを危険を冒してまで助けたこと。
・戦闘シーンがめちゃくちゃカッコよかったこと。
・戦闘員だけでなく、全員での一致団結した戦いが見られたこと。
なのだと思います。

展開の違和感は差し引いても、全体としては十分満足のいく面白さではありました。

 

生駒の葛藤をもっと見たい

これは進撃の巨人を観ていても思った感想。

強い信念を持ち、ひたすらまっすぐな主人公。僕はそんなアツイ主人公が大好きなのですが、生駒の真っすぐさはかなり異常だと思います。

もちろん、その異常さが良いのですが、あまりに自分の信念に迷いがなくて超人的で、少々感情移入がしづらいです。

また、生駒のメンタルが強すぎて、彼が陥るあらゆる状況が、なんだか『ヤバいけどなんとかなりそうな気がする』感が漂っているように少し思います。

性格がひねくれた僕としては、もっと

・生駒が弱みを見せるシーン
・生駒の信念がぶれるシーン
・どうしようもないほど理不尽なピンチに陥るシーン

が見たくなってしまいます。

『驚異的なメンタルを持つ主人公でさえ逃げ出したくなるような展開』

十分面白いカバネリに、そんな要素まで求めてしまうのは欲張り過ぎなのでしょうか。

一度でいいから、そんな展開があってもいいんじゃないかなあ。


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早くも前半を折り返す『カバネリ』

次回はなんと日常回。
菖蒲さまにスポットが当たりそうな様子です。

次回も期待大!

 

次回記事:

甲鉄城のカバネリ 【7話感想】 無名の兄にふさわしいのは誰?

 

画像:©カバネリ製作委員会


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