いよいよ最終回12話の感想です。
1期という短い期間の中、なかなか綺麗にまとまっていた印象です。
最後に無名の笑顔が見れてよかった。
前回記事:甲鉄城のカバネリ 【11話感想】 生駒が速攻で覚醒 俺の誇れる俺になるんだ!!
12話 『甲鉄城』 あらすじ
美馬の計略と、ヌエとなった無名、そして流入したカバネにより、金剛郭は崩壊しつつあった。そこに生駒が到着する。
自らの体を再び改造した生駒は、無名を救うために、敵だらけの金剛郭に踏み込んでいく。
感想
生駒覚醒! ついでに来栖も覚醒!
もう盛り上がればなんでもいいじゃん! くらいの勢いを感じました。
手からビームを発射したりと少々やり過ぎな部分もありましたが、かっこいい音楽と映像で強引に押し切られた感じです。
そして印象的だったのが生駒と来栖のやりとりのシーン。
「お前は何者だ!」
「カバネリだ!」
「何者だ!」
「まだカバネリだ!」
真面目でシリアスでかっこいい。だけど少しだけフフッとなりました。
あやめ様の「おやめなさい!」 無事に発動
「おやめなさい!(もう手遅れ)」
なパターンが多かった菖蒲さま。
今回は皆が言うことを聞いてくれてよかった。
美馬が無事死亡! だけどちょっとカッコつけすぎじゃない?
ここ数話で視聴者の恨みを受けまくっていた美馬。
多くの希望通り、生駒&無名の活躍によって彼の暴走は途絶えました。
うーん……。
結果としてはよかったのだけど、個人的には少し納得がいかない。
散々クズキャラとしてやりたい放題してきた美馬。
どうしてクズな美馬が死ぬシーンがいい感じの雰囲気なのか。
悪役にこだわるブログとして、ここだけは文句を言っておきたいです。
悪役のカッコいい退場。これ自体は多くの名作で見られますし、僕の好みでもあります。
しかし、それが許されるのは、悪役にキャラクターとしての魅力があるときに限ると思います。
美馬のことを思い返してみてください。
町を破壊して、
関係ない市民を巻き込んで、
挙句の果てには「次は何を破壊しようかなあ……」て、
……あいつ、ただ復讐したいだけのクソ野郎じゃねえか。
僕は別にクソ野郎を否定しているわけではありません。むしろ僕はクソ野郎は好きです。
ただ、クソ野郎はクソ野郎らしくサクッと気持ちよくやられて欲しいんです。
「見つけたか……臆病者を……」
とか、
「そうか、無名……(悟り顔)」
とか、
そういう中途半端にスカッとしづらい感じのはいらないなあと思いました。
ここはクズらしく、
「ヴぉくは新世界の神になるんだぁ!!」
のセリフでよかったと思います。
美馬に関しては、
『カッコいい悪役になり切れなかったクズ』
というちょっと残念な印象でした。
嬉しいファンサービスがいっぱい
美馬に関しては偉そうに文句を書きましたが、他の点については最終回として最高だったと思います。
特に良かったのが、ラストの一連のシーン。
菖蒲さま前髪ファサー
↓
甲鉄城発進
↓
生駒を投げ飛ばす無名
↓
頬を赤らめる来栖
↓
筋肉を見せる侑那
↓
生駒復活!
↓
そして無名の笑顔!!
この流れ完璧でしょ。
見たかったシーンを全部入れてくれたような感じです。
最近のアニメは中途半端に終わる作品が多い中、
・生駒VS美馬の無名争奪戦決着
・生駒の誇れる生駒に生駒がなる
という、とりあえずの目的を達成してくれたのはとても良かったです。
二期予想
『甲鉄城のカバネリ』はもう終わり。
当然、ここで気になってくるのは二期があるのかないのか、ということです。
今のところ、二期をする気配はない
2016年7月1日現在、二期をするという発表はされていません。
追記:二期の制作が決定しました! (2018年放送の予定)
円盤は売れそう
アニメ2期のボーダーラインは円盤の売り上げ3000枚~5000枚、というのはよく言われていますが、『カバネリ』はどれくらいの売り上げが期待できるのでしょう。
amazonや、他のサイトの売り上げ予測を見た限り、5000枚を超えることはほぼ間違いなさそうです。そして個人的にも、カバネリは売れると予想しています。
なぜなら、4話が凄く面白かったから。
円盤の1巻には4話までが収録されていて、これがちょうど鋼鉄城組が団結し始めるところで終わります。
4話を観たテンションのまま予約しちゃった! とか、4話を観返した勢いで買っちゃった! なんて人が結構いると思います。
甲鉄城のカバネリ 1(イベントチケット優先販売申し込み券付)(完全生産限定版) [Blu-ray]
映画化は決定!
まるで映画みたいなクオリティだ! という意見はよく見ましたが、本当に映画化するみたいです。
前編:2016年12月31日(土)より2週間限定全国ロードショー
後編:2017年 1月7日(土)より2週間限定全国ロードショー
運営側も、まだまだカバネリでお金を稼ぐ気まんまんです。
映画が成功すれば、二期の製作確率はぐんと上がると思います。
まだまだ謎は残っている。しかし難点も
綺麗に終わったカバネリですが、膨らませそうな部分はたくさんあります。
・カバネの正体は何なのか?
・無名は普通の人間に戻れるのか?
・お米をお腹いっぱい食べられる日はくるのか?
・菖蒲さまと来栖の今後の関係は?
少なくともネタ切れになることはなさそう。しかし、続編を作る上で問題もあります。
・カバネの恐怖感がもうない
・深刻なパワーインフレ
上の二つの問題をクリアするのは結構難しいんじゃないかなあと思います。
今さら普通のカバネが襲ってきても物足りないし、
だからといって超強いカバネを登場させても馬鹿みたいなことになると思います。(ビームの撃ち合いとか、大型カバネリVS超大型カバネリとか?)
売り上げいいから無理やり二期作って大失敗、なんてなったらいやだなあ。
続編が観たい
何にせよ個人的には二期、めちゃくちゃみたいです。
生駒の活躍がもっと見たいし、成長した無名の姿をもっと見たい。
二期が始まれば、またここで感想が書ければなあと思います。
最後に
当ブログ『ねくおた』では、1話から12話まで毎週『カバネリ』の感想を書いてきました。
こんなへんぴなところまで来て読んでくださったみなさんに感謝です。
まだまだ方向性の定まっていない未熟なブログですが、また暇なときにでも見にきて頂ければばありがたいです。
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