根暗大学生によるフルマラソンぼっち参加~本番編~

雑記
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ぼっち参加してきたフルマラソン。

本番の様子を紹介します。


前回記事:根暗大学生によるフルマラソンぼっち参加~準備編~

11月にあった福知山フルマラソン2018に参加してきました。

 

移動

朝は4時に起き、そこから電車で約2時間で会場へ。

しかしいきなりハプニング発生。

電車酔い

せっかく朝におにぎりを食べたのに吐いてしまった。貴重なエネルギー源を早くも失ってしまう。

普段は新幹線に乗るときでさえ酔い止めを飲んだりするのだけど、今回は運動するということで服用を控えていた。

自分の三半規管のゴミさを呪いながらなんとか到着。

電車が少し遅れたからか、スタート地点である公園には既に大勢の人が。

トイレ前に大行列

慌ててトイレに並ぶ。

乗り物に弱ければお腹も弱い。緊張するとすぐトイレにいきたくなってしまう。

 

やっぱりこういうアウトドア向いてないなあと思いながら、なんやかんやでスタート2時間前。

 

準備

体調が悪ければ運も悪い。

スタート1時間前から、雨がぽつぽつと降り始めた。

会場では更衣室として体育館が解放されていたのだけれど、自分が到着した頃には足の踏み場もないような状況だった。どうやら色々なランニングサークルが事前に場所取りをしているようだった。

ぼっち参加の僕は、体育館を使うことが出来ず結局外で着替えたりするはめに。

まあ想定はしていたけれど、雨の中準備するのはかなりテンションが下がった。

吐いた分を補うため、気を取り直してゼリーを飲んで栄養補給。

お腹が空いていたので予備のバナナも食べた。

膝にテーピング、ふくらはぎにサポーター、足裏にワセリン、乳首に絆創膏、雨対策に帽子とカッパ(参加賞でもらった)を装備。荷物を預けてスタート地点へ移動。

数日前まで膝が痛かったので、ウォーミングアップは準備体操のみ。完全に本番のアドレナリン頼み。

不安を抱えたままいよいよスタート。

 

スタート

<タイム>
~0km 5’50

スタート直前になると幸い雨は止んだ。

テンションがやたら高いお姉さんのカウントダウンで一斉に走りだす……

かと思いきや全然前が進まない。

参加人数があまりに多いため、後方スタートになると渋滞が発生してしまうのである。

結局スタート地点にたどりつくまでに6分弱かかってしまった。

 

0~10km

<タイム>
0~1km 6’23
1~2km 6’26
2~3km 5’50くらい
3~4km 5’50くらい
4~5km 5’52
5~6km 5’32
6~7km 5’11
7~8km 5’55
8~9km 5’22
9~10km 5’36

スタート地点を超えても、渋滞はなかなか解消されない。自分は一番後ろのGブロックだったこともあり、中々思うように走れなかった。

普段よりかなり遅いペースで5km地点通過。テンションが上がっているからか、膝の痛みは全く感じない。

それにしてもすごい人である。約10000人が一斉に走り、沿道には大勢の人が別に知り合いでもないのに応援してくれている。ずっと一人で走っていた自分にとってはかなり新鮮な感覚だった。やはり人と走るのは楽しい。

5kmを超えたあたりから、徐々に渋滞が解消され始めた。

それでもなかなかペースを上げることが出来ない。人をかき分けてジグザグ走るか、それとも我慢してゆっくり走るか。色々と葛藤したりした。

「あと30km頑張れ!」という声援に少し気が遠くなりながら、まずは難なく10km地点を通過。

 

10~20km

10~11km 5’21
11~12km 5’23
12~13km 5’41
13~14km 5’10
14~15km 5’31
15~16km 5’01
16~17km 5’21
17~18km 5’27
18~19km 5’26
19~20km 5’26

市街地を抜け、ここからはひたすら「川」「田」「山」しか見えないコースを走る。

途中、ランナーとハイタッチする少年と目が合うも、コミュ障なので軽く会釈だけして通過。地元住人と触れ合うほどの余裕は色んな意味でなかった。

少年以外にも色々な手段で応援をしてくれる人がいた。コスプレしている人、ひたすら熱唱している人、よくわからないゆるキャラ……。

どこかからか『負けないで』の曲が聴こえてくるが、それはまだ早いんじゃないかなあと思ったり思わなかったり。

そんな応援のおかげもあり、15km地点でもまだまだ余裕があった。ただ、人混みのためペースは少し不安定。他のランナーに阻まれたりするので、余計に体力を消費してしまう。

慣れない給水で服をびちゃびちゃに濡らしながらも、順調に20km地点を通過。

 

20~30km

20~21km 4’53
21~22km 5’53
22~23km 5’06
23~24km 5’41
24~25km 5’33
25~26km 5’54
26~27km 5’54
27~28km 5’36
28~29km 5’51
29~30km 5’51

中間地点を2時間ちょっとで通過。想定していた以上に早いペースだった。

これ以上の距離は完全に未知の世界。自分の体がどうなるか予想できない。

エネルギーが切れる前に、ポケットに入れていた最初のゼリーで補給。

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この辺りからやたらとお腹が空いてくる。やはり朝吐いてしまったのは痛い。

しかし、一方で足はやたら快調に動いた。後方スタートということもあり、どんどん前の人を追い抜いていく。追い抜くたびに力が湧いてくる感覚がした。

特に、『自分より運動神経が良さそうな人』『なんか強そうな人』を追い抜くたびに嬉しくなった(ひねくれ)。高校時代の苦い思い出を消すように、一心不乱に淡々と走った。

そして30km地点も問題なく通過。

しかし無意識のうちに、走るペースがだんだんと落ちていくのに気が付いた。

 

30~40km

30~31km 5’59
31~32km 6’33
32~33km 7’07
33~34km 8’29
34~35km 7’43
35~36km 7’10くらい
36~37km 7’10くらい
37~38km 6’16
38~39km 9’28
39~40km 7’21

フルマラソンには『30kmの壁』というものがあるらしい。自分もその壁に思い切りぶち当たった。

ここまで快調に動いていた足が、30kmを過ぎた途端、急に重たくなった。

1km5分台で安定して走っていたのが6分、7分と落ちていき、ついに33km地点で走るのを止めてしまった。

これまで追い越してきた人にどんどん抜き返される中、とぼとぼと歩く。

原因はいろいろ考えられる。

まず筋肉痛。走るのを止めて気が付いたが、両足がバキバキに筋肉痛で、ほとんど足が上がらない状態にまでなっていた。これは単純に練習不足。30kmを超える距離に、自分の筋肉が耐えられなくなったのだろう。

そしてもう一つがエネルギー不足。走っている途中に3度ほどゼリーでエネルギー補給したけれど、それでも全然足りなかった。エネルギーが足りない、糖分が足りない、そう体が訴えているのが伝わってきた。

主観的に忍耐力には自信があったので、オーバーペースでも気合と根性で走り切れるだろうと思っていたが、違った。

心が折れて走るのを辞めたというより、なんかシンプルに体が動かなくなった。

しんどくて動けないというより、そもそも動かない。

思考力が落ち、フラフラする体。

これはやばいと思い、何度も何度も補給ゾーンへ。ボランティアの方がくれるチョコやコーラ、おしるこなんかを食べまくった。

めっっっちゃくちゃ美味かった。

終盤はマラソンというより、ただの食べ歩き状態になっていた。

少し走っては歩き、走っては歩き、お菓子を持っている人がいれば止まり、コーラを見つけてはがぶ飲みし、そしてトイレに行き……

何度も何度もより道して気を紛らわせながら、ゆっくりゆっくり進んでいった。

 

40km~42.195km

40~41km 7’33
41~42.195km 8’23

total 4時間20分くらい

ヘロヘロになりながら最後の坂を登り切り、そしてなんとかゴール。

記録は最低目標だったサブ4.5達成。久々に味わった達成感だった。

 

完走証を受け取り少しニヤニヤ。

しかし一人で特にすることもなかったので、すぐに足を引きずりながら帰宅した。

 

 

振り返り

なんとなく挑戦してみたフルマラソン。練習不足感はありましたが、まあ無事に終えることが出来ました。

運動音痴でもヘタレでも一人でも、時間と忍耐力さえあれば誰でも出来るのがマラソンのいいところだなあと思います。

引きこもっていた頃に比べてやる気や行動力が増した気がするので、これからもランニングは続けていこうと考えています。(といいつつ今回のマラソンで足を故障)

次回のフルマラソン参加は……またいつか苦しさを忘れた頃にでも。

 

コメント

  1. お疲れ様です!
    42キロもよく走ろうと思ってしまうゴミからしたら凄いの一言です!
    東○マラソンなんかも来年以降は出てみては…?(

    • ありがとうございます!
      東京マラソンとかは倍率が高いんで、応募してもなかなか当選しないんすよね……

  2. 走り切る何て凄いですね!!私だったらそれ以前にやろうやろうと言って多分一生やりませんね(笑)

    • ねちっこさだけが強みです