甲鉄城のカバネリ 【9話感想】 美馬が予想以上のクズだった

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ついに美馬が本性を現した今回。

彼がクズなのは予想していましたが、まさかここまでとは……


前回記事:甲鉄城のカバネリ 【8話感想】 イケメンを信用してはならない

 

9話『滅びの牙』 あらすじ

甲鉄城は金剛郭へ至る最後の砦−−磐戸駅に到着する。
幕府は、民衆の声望を集める美馬を警戒し、金剛郭への道を閉ざそうとするが、美馬は磐戸駅の領主に会談を求め……。
ついに、美馬と狩方衆による倒幕が始まったのだ。

「甲鉄城のカバネリ」公式サイト より

 

感想

や、やりやがった!

今回は最初から最後まで美馬のターン、虐殺に次ぐ虐殺の大活躍でした。もう少し善人面するかと思いましたが、案外あっさり本性を見せましたね。

磐戸駅にカバネを呼びよせ、
人為的に黒けぶりを生み出して壁を破壊し、
逃げ惑う人々を撃ち殺し、
我を忘れた仲間も殺し……

……おい美馬、いくらなんでもやりすぎだろ!

 

美馬が目指しているという弱肉強食の世界。強いものだけが生き残り、皆でカバネに立ち向かう世界。

↑まあ、この考え方は一理あるとしても、さすがに9話での暴れっぷりには呆れてしまいました。

なにより、平和に暮らしていた一般市民たちを巻き込んでしまうのが理解できない。

「壁の中で怯えている弱い奴に生きている価値はない」

おそらく美馬はこんな風に考えているのでしょうが、別に皆が皆、カバネに立ち向かう必要はないと思います。

わざわざ安全地帯を破壊するのも、カバネに立ち向かうための合理的な手段とは思えません。

 

……とまあ冷静にツッコミを入れましたが、美馬の言っていた『強い奴だけが生き残る世界』は、結局は『幕府に復讐を果たすための言い訳』に過ぎないのだと思います。

美馬の行動原理は、とにかく『10年前の復讐』を果たすこと。

そのための行動にいろいろと理由を付けて自分を正当化し、そして仲間からの評価を得ているのでしょう。

前話で生駒の言っていたように、美馬はただの『自分が可愛いだけの卑怯者』なのかもしれません。

なので今後の展開は、
正義バカvs卑怯者クズ、生駒vs美馬による真の兄さま決定戦
になることがほぼ確定しました。

最終決戦の舞台は金剛郭。倒幕を目指す美馬に、それを阻止しようと生駒がからむといった感じでしょうか。

では、『献血要員』として捕まってしまった甲鉄城メンバーが、これからどう美馬に立ち向かうのだろう。まだまだ犠牲者が増えそうで心配です。

 

兄さまのクズさに気付いてしまった無名

美馬vs生駒の争いだけでなく、気になるのが今後の無名の行動。

今までさんざん美馬に都合よく利用されていた無名。なのに無名は大して気にもせず、むしろ美馬を信頼して嬉しそうに従っていました。

恐らく美馬は今後も無名をこき使い、最終的には黒けぶり化させてポイしてしまう計画のはず。このままでは無名が危ない!

しかし今回、美馬の命令に従った無名が結果として大惨事を招いてしまい、とうとう美馬の行動に疑問を持ち始めた様子です(気付くのが遅い)

さて、これから無名はどうするのでしょうか。

それでも命の恩人である美馬に従い、生駒の前に立ちはだかるのか。
我に返って生駒側につき、美馬を止めようと動きだすのか……。

 

美馬がただのクズ野郎だったのが残念ですが、そのおかげで(?)終盤も、1話たりとも見逃せない怒涛の展開が期待出来そうです。

 

 

画像:©カバネリ製作委員会


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