美馬の正体が少しずつ明かされ、どんどん彼のラスボス臭が強くなってきました。
それに引き換え全くブレない正義馬鹿の生駒。
美馬VS生駒の日も近い?
前回記事:甲鉄城のカバネリ 【7話感想】 無名の兄にふさわしいのは誰?
8話『黙す狩人』 あらすじ
無名の慕う兄様は、カバネを狩る特殊部隊――狩方衆を率いる美馬だった。だが、人々から英雄と讃えられる美馬のことを、生駒は信じられない。彼こそが、無名をカバネリにした元凶だったからだ。
「甲鉄城のカバネリ」公式サイト より
感想
〇狩方衆つええ!
カバネ相手に連戦連勝という、美馬率いる特殊部隊ですが、やはりさすがの実力でした。
遠方射撃でカバネを足止め
↓
バイク(!?)で接近して仕留める
↓
ワザトリのようなイレギュラーはカバネリが対処
完全に戦略化された、隙の無い見事な戦闘でした。
1話で「カバネやべえ! 勝てる気がしねえ!」と思っていましたが、もはや普通のカバネが噛ませ役にしか見えません。
ここまで強かったら、カバネの殲滅も可能なのでは? と思ったりします。
無鉄砲な生駒
「あいつの考えには納得がいかない」
美馬に対していち早く不信感を抱いた生駒。その勘はかなり鋭いと思いますが、そこからの行動がまずい。
「弱い者は死んで当然、そう無名に教えた方ですよね?」
いきなり初対面の美馬につっかかったり、
「助けを求めていたじゃないか!」
最強の特殊部隊が周りにいるのに堂々と文句を言ったり、
「ここを開けろー!」
堂々と美馬の秘密を探ろうとしたり(笑)
……まあ、やってることは間違っちゃいないのですが、いくらなんでも強引すぎないか? と思ってしまいます。
生駒らしいといえば生駒らしい。
なんとか穏便にすませようとする菖蒲さまが大変そうだなあ。
流されちゃう無名
生駒の他にコミュ障がもう一人。無名の行動も、観ていてヒヤヒヤさせられます。
甲鉄城の親鍵を奪って来いと美馬に命令された無名。
理解力のある菖蒲さまなら説得すれば渡してくれそうなのに、無名は美馬の命令通り、力づくで奪おうとしてしまいます。
美馬軍団と甲鉄城メンバー。その両方と仲良くやっていく。頑張ればそうすることも出来なくはなさそうなんですが、幼い無名には難しそうな様子です。
生駒によっていい方向に変化しそうだった考え方も、再び兄さまの悪い影響を受けてしまっています。
果たして最終的に、無名はどのような生き方を選択するのでしょうか。
どう見ても怪しい美馬
↑どう見ても悪いこと考えてます。
超イケメンで市民からの信頼も厚い美馬。
『弱い奴が死ぬのは当然。だから強くなればいいじゃない』
厳しい考えですが、正論といえば正論です。
強さを追い求め、カバネを倒し、そして駅を救う。一見するとカッコいい英雄の美馬ですが、しかし生駒が睨んだ通り、何やら裏がありそうです。
具体的に言うと、幕府を倒して新世界の神になることが彼の本当の目的なのでしょう。そして倒幕するという野心は、どうやら復讐心からくるもののようです。
民衆の支持も革命のための準備にすぎず、無名たち部下もただの駒でしかない。美馬はそういう考えの奴に見えました。
理想を胸に抱き、自分の中にある正義を貫く生駒と、
現実的に改革を進め、復讐に燃える美馬。
真逆の二人がこの先衝突しないわけがないでしょう。
面白くなってきました!
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甲鉄城のカバネリ 【9話感想】 美馬が予想以上のクズだった
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